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65 翔太の想いと拓真の気持ち

작가: 槇瀬陽翔
last update 게시일: 2026-02-21 17:31:55

side翔太

「はぁ」

蒼樹が教室を出ていって一人溜め息をつく。なんか色々と問題があるんだが、あいつ自身が身動きが取れねぇ状態にある以上、俺はどうしようもない。

金城はお前のこと全部知ってんだぜ?

この言葉があいつに告げられたら…あいつがその言葉を聞いたら…あいつは少しは楽になるんだろうか?

蒼樹がサボるために校内を彷徨い出したのをいいことに、俺は席を立ち隣のクラスへと向かった。特Aクラスの中を覗き

「なぁ、金城いるか?」

扉の近くにいたやつに声をかけてみる。

「金城くん?あぁ、いるよ。金城くん、お呼びだよ」

そいつはすぐに金城を探し出し呼んでくれる。その声にザワッと室内が騒がしくなり、一気に視線が俺に向けられる。まぁ、俺と金城に特に接点なんてないと思われてるだろうしな。最近は蒼樹が金城にかまい倒してるから、それでかもとは思われてるだろうけどな。

「珍しいな。なにかあったのか?」

少し驚いた顔して金城が扉まで来た。

「ちょっと話がしてぇんだけど大丈夫か?」

俺はこいつの気持ちをもう一度ちゃんと聞いておかなければならねぇから…

「織田は大丈夫なのか?」

少し困った
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  • 蒼い華が咲く   138

    目が覚めれば病院のベッドの上。俺は誰かに助けられたんだね。おや、お客様みたいだねぇ~。やっと本当のお客様みたいだ。俺は腕に付けられている点滴の針を外す。息を殺して部屋に入ってきてるけどさ「部屋に入るならその殺気消した方がいいよ」俺はそう声をかける。「チッ」そんな舌打ちと現れたのは神谷。「ようこそ、いらっしゃ~い。神谷くん。それとも…佐久間亮一くんって言った方がいいのかな?」俺は組んだ脚に肘をつき言う。「なんでその名前を…」神谷もとい佐久間が驚く。「んふふ。俺を唯の飾りだと思った?残念でした。亮一くんは渡の弟だもんねぇ~。しかも恋人だしね」俺は淡々と言う。気付かないわけないじゃない。「お前の口から渡の名前は聞きたくない!」佐久間はそう怒鳴る。「んふふ。やっぱり?あの日、ZEAのメンバーの中に紛れ込んでたのは褒めてあげるよ。でもね。まだまだ甘いね。亮一くんも。俺たちを騙せないよ?」リーダーである翔太がメンバーの顔を覚えてないはずがない。わかっててあの場所に来たんだからね。翔太も意地悪だよね。あの場所の中がどうなってるかわかってるくせして連れてきてるんだもん。まぁ、それだけ翔太も怒ってたんだけどね。だって、翔太も佐久間渡がどういう男だったのかって知ってるんだもん。「お前なんか殺してやる」佐久間はそういいながら腰からナイフを取り出し俺に向かってくる。「血の気の多いのは兄貴譲り?」俺はそう言ってベッドから降りる。その拍子に点滴が倒れてガシャンと派手な音を立てた。ありゃ…。静かにするつもりだったのになぁ~。「だからお前の口から兄貴のことは聞きたくないつっただろ!」ナイフを振りかざし佐久間がいう。「その攻撃方法も教わったんだろ?渡にさ。あ~そうそう。俺を陥れようと拓真に近付いたみたいだけどちゃんと相手してもらった?」俺は窓辺に凭れいう。佐久間がそのままナイフを翳し突進してくる。俺の頬をかすめて窓ガラスが割れる。「お前…何者だ?」佐久間が呟く。俺は小さく笑った。さすがに今の騒ぎで看護婦たちがやってくる。まぁ、結構派手な音がしたもんね。「織田さん。一体なんですか…きゃー!」あらら。めんどくさくなったなぁ~。「ん~。危ないから来ちゃダメですよ~」俺はそう言って手を振る。「貴様」佐久間がナイフを動かす。俺はそ

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    学校ってこんなにつまらなかったのかな?俺はボーっと授業を受けながら考える。教室内に聞こえる声が只の雑音にしか聞こえない。こんなもんなのかな。ほんと俺一人取り残された気分。ってか取り残されてるんだっけ。俺の時間はあの日止まったまま。渡が転校して来たあの日に止まったまま。動き出すことはない。もっとも動かす気もないけど……壊れた人形が誰にも迷惑かけずに壊れていくだけ。だから別にいい。このまま壊れて無くなってしまえば誰にも迷惑掛からないでしょ?両親ですら俺を捨てたのだから……。だからそれでいい。俺がどんなに壊れても誰も気付かない。それでいい。誰も気付くことなく俺は壊れてしまえばいい。俺は窓の外を見る。この席でこの景色を見るのも後何回あるだろう。あと、どれだけこの景色を見て過ごすんだろう。俺の心の中では決心がついてる。でも今はまだ時期じゃない。もう少し……我慢しなきゃね。でなきゃせっかく張った網の意味が無い。きっと親子の縁も完全に切れるかもね。あの父なら……。子供のことより自分の名声の方が大切なんだから……。まぁ殴られるの覚悟しといた方がいいのかなぁ~。意外に血の気が多いしね。なぁ。翔太。お前はどうする?俺が消えたらお前はどうする?蒼華が消えたらお前はどうする?なんてな。いわねぇよ。俺はお前にも言わねぇよ。全部隠してくからな。今までありがとね。ほんと……俺に付き合ってくれてさ……ありがとな。でもこれで最後だからさ……だからごめんな。俺は溜め息一つつき窓の外を眺め続けた。授業が終われば俺はさっさと教室を後にする。その方がみんなにはいいからさ。「蒼樹」その声と共に腕を掴まれた。「何?」俺は溜め息をつき振り返る。相手は翔太。「今夜…正輝さんとこでいつものやつやるんだけど…お前来るよな?」あぁ。もうそんな時期なんだ。「悪いね。今年は俺不参加」俺はそんなのに参加しなくてもいい。「どうして! お前がいなきゃ意味ねぇだろ?」翔太が聞いてくる。俺はもう一度、溜息をつき「俺がいなくても平気じゃん。それに蒼華は消えたんだ。だから俺は参加しない」翔太の手を解き言う。「んでだよ! なんでそうなるんだよ!」翔太が俺を掴み言う。「翔太。俺とお前の住む世界は違う。もう俺に構うな」俺は翔太の手を解

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  • 蒼い華が咲く   135

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  • 蒼い華が咲く   134

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  • 蒼い華が咲く   13

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